シンポジウム (その2)
三重大学立花義裕先生による基調講演「中・高緯度における大気海洋双方向相互作用」
熊本県立大学張代洲教授による基調講演「海洋大気中における黄砂粒子の変質:電子顕微鏡を用いた調査」
今回、講演者以外の「出席者全員」が議論に参加しやすくするため、グループ討論という形式の討論を取り入れました。関連した発表をいくつかのグループにまとめて、発表者および、そのグループに関心のある、発表者以外の参加者がグループに加わって議論を行いました。
グループ1. 海洋構造と気象現象の関係1
座長:茂木耕作さん(海洋研究開発機構)
グループ2. 海洋構造と気象現象の関係2
座長:種子田雄さん(西海水研)
グループ3. 大気・海洋の物質輸送と生態系への影響
座長:清本容子さん(西海水研)
グループ4. 大気放射と大気・海洋相互作用
座長:片桐秀一郎さん(東北大)
はじめての方も多かったのですが、終わってみると「楽しかった」と「細かなところまで情報交換ができて,有意義だった」など、大変多くの方から好意的な意見をいただきました。
シンポジウムの最後に、日本海洋学会西南支部長の宮地邦明教授(水産大学校)よりご挨拶いただきました。
シンポジウム創設時の様子や、創設者の一人でいらっしゃいます、故金子郁雄氏(元石垣島地方気象台長)についてご紹介いただきました。私たちが水産、海洋、気象の研究に従事できるのは諸先輩方のご尽力があってのことだということを常に忘れないようにしたいものです。
JAMSTEC市川洋先生のブログに故金子郁雄氏への追悼文がありますので、ご覧いただければ幸いです。
今回、数多くの方から「楽しかった」と言っていただけたのが大変嬉しかったです。「会議は苦手なんだけど、今回はとても楽しかった」と言って頂けたのが、大変印象に残っています。
参加していただいた全ての方に御礼申し上げます。また、ご支援いただいた、水産海洋学会、海洋気象学会、日本海洋学会西南支部各位に心から御礼申し上げます。